夢追い旅 腹を割らない
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腹を割らない

 携帯で轟を呼び出した。自分の彼女の店で飲んでるというので出かけた。
「これはそちらの情報としてお金に変えてくれていい」
 そう言うと、写真をテーブルの上に置く。
「うん、こいつだ運転していたのは。でもあの組にはいなかったはずだがな」
「ママの暴走族の仲間だ。それが行方不明になっている」
 轟がボトルから焼酎をグラスに流し込む。
「ママ、1本同じの頼む。奢りだ。ボトルに田辺と書いてくれ」
と言いながら目は笑っていない。
「よしこちらも入ろうか?」
「頼む。これはかなりやばそうだから」
「消されるな。車も同時に調べた方がよさそうだな」
「そちらは何か新しい情報ないかい?」
「これは直接聞いた話じゃないのでそちらで判断してくれ。国崎さんの運転手の話だ。昨晩、鈴木取締役から電話が入って、馴染の池袋のスナックで飲んだそうだ」
「池袋で飲むことってあるのか?」
「国崎さんの昔の彼女がしている店がある。何度か連れて行ってもらったことがある。どう見ても抱きたくならない女だよ。昔の秘書仲間だそうだ」
「そういえば、有名な代議士の秘書をしていたと聞いたことがる」
「そこで飲むとは込み入った話そうだね。帰りがけ国崎さんが不機嫌だったそうだ」
 舅は、自分が相談役派となったことを告白したのだろか。となると、社長と相談役が会ったというのは大連合ということになるが。舅も、国崎も腹を割らないところはよく似ている。






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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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夢人

Author:夢人
これは30年前から書き始められた小説です。
日記風に手書きされた原稿にもう一度読み返して書き加えたものもあります。この小説は本来活字にはしないことにしていましたが、某社長がなくなれた記念碑で発表を決意しました。

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